前人未到6冠へ 父親が明かすヤクルト山田の“素顔と本音”
「素直な気持ちやと思います。そりゃ、内には負けん気というか、強い気持ちは持っていると思いますけど、小さいころから、野球に関してテングになることはなかった。それがそのまま続いているような感じでしょうね。昨年、トリプルスリーを達成した時は『決めたな。ええ息子を持った』とメッセージを送ると、『まだまだこれからやからな』と返事が来ました」
■メジャーは「本人に任せる」
知規さんは野球経験はないが、報徳学園高時代に少林寺拳法で全国制覇を果たしている。小学2年から始めた野球の練習に付き合うことはあっても、厳しく締め付けるようなことはしなかった。
「『お父さんは警察官だから厳しく教育されたんでしょう?』と聞かれますけど、『悪いことはするな、人に迷惑はかけるな』と言ったくらい。打撃練習では継続性が大事だと考えていました。たとえば体調が悪くても、『1日10スイングでもええから、集中して思い切りやれ』と。偉そうに怒ったこともないですね。私自身、上からモノを言われるのが嫌でしたから。あとは活躍したら思いっきり褒めるくらいです」