ヤクルト山田はOP戦さっぱり それでも打撃コーチ楽観の根拠
「良くなっているのかなというのはあります。続けていくことが大事になってくる」
久しぶりの快打連発にも、まだまだこれからといった感じだった。
ヤクルトの山田哲人(23)が16日の巨人戦で3安打の猛打賞。昨年、3割、30本、30盗塁の「トリプルスリー」を達成し、38本塁打、34盗塁で本塁打、盗塁のタイトルを獲得したが、オープン戦ではこの日の試合前まで打率.125、0本塁打と低迷。盗塁も0と精彩を欠いていた。開幕前とはいえ、昨年の活躍からすれば、今年は大丈夫なの? と不安に思うファンもいることだろう。
しかし、試合前に杉村チーフ打撃コーチに聞くとこう言った。
「昨年もこの時期に山田の調子のことを聞かれた。打撃で結果が出ていなかったからね。でも、全く心配していない。やることはやっているし、打撃を崩されているわけではない。あとはタイミング。もともと修正力、観察力はあるからね」
杉村コーチが話すように、山田は昨年も4月まで打率2割台前半にとどまっていた。それでも徐々に調子を上げ、2年連続で好成績を残した。