ラストチャンスに燃えた “秋山2世”SB江川が昇格即活躍
かつて「秋山2世」と呼ばれた男がチームの危機を救った。
日本ハムに猛追されているソフトバンクは昨24日、本拠地で楽天と対戦。六回まで2安打しか打てず、ベンチには嫌なムードが漂い始めた。
そんな打線に火を付けたのが、この日、一軍に昇格したばかりの江川智晃(29)だ。七回1死からソロ弾を放つと、打線は活性化。七、八回だけで5点を奪い、終わってみれば5-0の大勝だった。
走攻守と三拍子揃い、「秋山(幸二)2世」と呼ばれた江川だが、ケガの多さと優しい性格が災いし、一軍定着はならず。今宮、中村、柳田といった自分より後に入団した選手に次々と追い抜かれていった。実績に乏しい29歳では、チャンスも残りわずか。心を鬼にして、後輩たちを蹴落とせるか。