7年ぶり2度目の完全Vも…石川遼に「米ツアー撤退」情報

公開日: 更新日:

 ケガによる公傷制度が認められ、来季の16─17年シーズンは20試合程度に出場できる見込みだ。しかし、そこで125位内をクリアするだけのポイントを稼ぐことができなければ、下部ツアーとの入れ替え戦に回るしかない。石川は14年に入れ替え戦の過酷さを経験しており、「あそこには戻りたくない」と振り返っていた。シード権を取れなければ日本ツアー復帰も選択肢のひとつになってくる。

 石川について丸山茂樹は週刊朝日の連載で「遼は日本のようにギャラリーが多くて注目されてた方が燃えるものがあって、モチベーションが上がってくると言っていた」と書いていた。

 評論家の児島宏氏もこう言う。

「米ツアーは距離が長く、コース設定も難しい。芝質も開催地域によって違います。ドライバー飛距離300ヤードが当たり前の世界です。周りがドライバーを振り回せば、本能として負けたくない。ただでさえ石川はフルショットですから、無理を重ねて腰の故障を再発する恐れがあります。そうなれば今年みたいに一年の大半を棒にふるだけでは済まなくなって、それこそ選手生命の危機も考えられる。日本で簡単に勝てたからといって、では米ツアーで好成績を残せるかといえば、そう甘くはない。それは本人が一番よくわかっているはずです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…