お疲れイ・ボミ 2年ぶりの突然棄権は昨季勝ち過ぎの反動
要するに8試合連続出場ぐらいで、へたばって、どうするのといった感じなのだ。
■墓参で帰国にぐったり
実際のところ休む時間がなかったわけではない。イ・ボミはスポンサー大会のマンシングを終えると、その足で韓国へ帰国して父親の墓参。そしてミヤギテレビ杯開幕前々日の21日(水)に再来日と、私用で日韓を行き来していた。それで体が悲鳴を上げたともいえる。
評論家の宮崎紘一氏がこう言う。
「ケガならまだしも、『疲れ』が理由で棄権は、プロとして褒められません。日本を代表するナショナルオープンなのですから、ツアーを代表する選手としてしっかり体調管理をして臨むべきです。今季は開幕からのトップ10記録(12試合)を更新するなど、いつも好成績を残していたから、体調万全でなくてもそこそこやれるだろうとナメていたのではないか。ハードなスケジュールにしたのも少しでも稼ぎたいという欲があったから。甘く考えていたツケが回ったということです」
そんなお疲れイ・ボミも、今週棄権してたっぷり休んだら、来週からまた稼ぎまくるはずだ。
2年連続賞金女王のタイトル取りに向けて、日本女子オープンを捨てて、残り試合は別人のように全力を尽くす計画なのだ。