お疲れイ・ボミ 2年ぶりの突然棄権は昨季勝ち過ぎの反動

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 イ・ボミはCATレディス(7月22日)からスタンレーレディス(10月7日)まで8週連続出場のスケジュールを組み、今大会が7試合目。本人にとって8連戦は初めての経験だった。それもイ・ボミが昨年、勝ち過ぎてしまったからだ。

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の規定では、前年優勝者には翌年の試合出場が義務付けられており、加えて2年連続で同じ大会を欠場すると、ペナルティーが科せられる。イ・ボミの場合、この8連戦中3試合が前年優勝大会で、2試合が昨年欠場した大会。残り3試合のうち2試合が国内メジャー大会で1試合がホステス大会。休みたくても休めない状況だったのだ。

 こんな規定があったら、今後も同じようにぶっ倒れる女子プロが出てきても不思議ではない。規定見直しも必要なのか?

 広報担当の鈴木美重子LPGA副会長はこう言う。

「8試合連続出場している選手は他にもたくさんいますし、イ・ボミさんが疲労で棄権したかどうか知りません。(今後規定を見直すか、あるいは対策を考えるかを含めて)私の口からは何とも言えません」

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