過密日程と重圧で臀部悲鳴…錦織圭に今季“閉幕”の恐れ
テニスは数あるプロスポーツの中で、最もキツい種目のひとつだろう。
なにしろ、日程がハードだ。今年のツアーでいえば1月4日から11月13日のツアーファイナルまで計67大会のトーナメントが組まれ、オフは12月の1カ月間しかない。過密スケジュールだからといって、試合を休めばポイントは加算されず、ランキングも落ちてしまう。
シーズン終盤のこの時期、五体満足の選手の方が少ないくらい。世界ランク1位のジョコビッチ(29=セルビア)は左手首の故障が原因で全米オープンの連覇を逃し、ジョコビッチを破って全米を制した同3位のワウリンカ(31=スイス)もケガで今回の楽天ジャパンオープンを欠場した。
そのジャパンオープンに第1シードで臨んだ同5位の錦織圭(26)が5日の2回戦で、同34位のソウザ(27=ポルトガル)との試合中にダウンした。
第1セットの第3ゲーム終了後、腰から脇腹にかけてマッサージ治療を受けたものの、その後はほとんど動けない。臀部の故障で、第8ゲーム途中に棄権した。試合後の本人はこう言った。