まずは出雲で連覇 青学大・原監督が自信満々の“3冠宣言”
大学3大駅伝の幕開けを飾る「第28回出雲駅伝」が10日、島根県出雲市で行われ、優勝候補の筆頭だった青山学院大が2時間10分9秒のタイムで大会連覇を達成した。
「駅伝ファンの皆さまは楽しまれたと思いますが、私はハラハラドキドキ。胃が痛くなりました」と青学大の原監督が苦笑いで振り返ったように、レースは中盤までは実力派1年生を揃えた東海大にリードを許す展開。第5区の安藤の快走で何とかトップに立ったが、最終6区ではケニアからの留学生・いだてんニャイロを擁する山梨学大が3位につけて逆転優勝を狙っていた。
それでも青学大は、エースの一色が落ち着いた走りで逃げ切り。しかし、ぶっちぎりの優勝というワケにはいかなかった。
今大会前に「出雲に勝てれば(11月の)全日本大学駅伝、(17年1月の)箱根駅伝に勝って3冠を達成できる」と話していた原監督。どの程度の勝算があるのか?
「油断せず、故障者が出なければ3冠は十分に狙えます」と即答し、さらにこう続けた。
「1区間の距離、全体の距離の短い出雲では、少しのミスが勝ち負けに直結しますが、全日本と箱根はチーム全体の『力』が関わってきます。ウチには(それが)備わっていると思っています」(原監督)
自信満々だが、さて……。