関東学院も提携 スポーツメーカー“大学丸抱え”の皮算用
この「関係」は今後も増えるのではないか。
関東学院大学とスポーツブランドのアンダーアーマーを日本で展開する(株)ドームが19日、パートナーシップ契約の締結を発表した。今後は、サッカーや硬式野球、陸上など、大半の運動部のユニホームが、スクールカラーのオリーブグリーンのデザインで統一される。
3月には、アシックスが早稲田大学と5年間の包括的な提携を結んだばかり。箱根駅伝を連覇した青山学院大も、13年からアディダスジャパンとスポーツ分野でパートナーシップ契約を結んでいる。ナイキやミズノなどとシューズ契約を結んでいる大学もある。
箱根駅伝が顕著だが、ユニホームにプリントされたスポーツメーカーのロゴマークがテレビに映し出される宣伝効果は大きい。どのメーカーも、実際に製品を使う学生の声を開発に反映させたり、スポーツ医科学などの研究開発やスポーツを通じた社会貢献活動なども共同で行うという。
大学側からすれば製品の供給を受けるだけでなく、早大のように、メーカーが得る収益の一部を運動部の強化支援に回せるメリットもある。