右肩痛で棄権 リオ銅・バド奥原のフォームは故障と紙一重

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「(故障している中)コートに立てたのはうれしかったけど、最後まで戦いたかった」――。

 リオ五輪バドミントン女子シングルス銅メダルの奥原希望(21=日本ユニシス)が会見で涙を見せた。

 1日の全日本総合選手権は2回戦で鈴木温子(25)と対戦。1セット目を落とし、2セット目も2-11とリードされたところでベンチの小宮山監督(34)に右肩の異常を訴えて試合を棄権した。

 試合後に会見した奥原は、8強に終わった9月のヨネックス・オープンで痛めたと明かし「実戦形式の練習をして悪化させてしまい、強いスマッシュを打てなくなった」という。

 小宮山監督は「リオ五輪後に練習ができなくて、ヨネックス・オープンに向けて急ピッチで仕上げたのが原因。我々のミスです」と説明。MRI検査では骨に異常が見当たらず、今後は精密検査の結果を受けて復帰時期を決めるという。リオ五輪後も連戦が続いたことが、負担になった可能性はあるのかもしれない。

 しかし、強打のラリーが続くダブルスならともかく、シングルスの選手が肩を痛めるのは稀だという。シングルスの奥原が肩を痛めたのは、そのフォームに原因があると指摘する関係者は少なくない。

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