伊調馨“五輪V4”の偉業にケチつけた日本人金メダリスト

公開日: 更新日:

 リオ五輪で日本人として前人未到の4連覇を達成した、女子レスリング58キロ級の伊調馨(32)。しかし、この偉業を「なんだ、あんなもん」と、せせら笑った者がいるというのだ。

 それは過去の五輪で金メダルを獲得したことのある日本人選手AとB。いずれもレスリングではない。彼らは周囲の目もはばからず、こんな会話をしていたという。

A「同じ金メダルといってもねえ……」

B「俺らの方が価値は上でしょう」

A「競技人口が違うよ」

B「○○(Aの競技)と○○(Bの競技)は世界中でやってますからね」

A「そもそも、五輪で4連覇ってこと自体、おかしくない?」

B「競技人口が少ないから、強敵もなかなか出てこないだけですね」

A「少なくとも、うちで4連覇なんて無理」

B「こっちも絶対不可能ですよ。どんなに凄い選手がいても、4連覇なんてとてもとても……」

A「確かに女子レスリングの金メダルも金メダルだけど……うちらと同じものだとは思ってほしくないよね」

 彼らと同じことを考えているアスリートは、決して少なくないそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…