露骨に体当たりして相手を突き飛ばしたり、スパイクの刃を向けるプレーの多くに規約を設けた大リーグ。プロ野球のラフプレーもほとんどが外国人選手だ。とはいえ、現在のプロ野球にとって「併殺崩し禁止ルール」なんて蛇足だ。
「今の選手には『対戦相手は敵』という感覚がない。他球団の選手とも仲良しで、塁上でニコニコおしゃべりしている。試合前の練習でわざわざ相手ベンチまで行って挨拶したり話し込んだりするなんて、昔は考えられなかった。対戦相手に対しても友達感覚だからなのか、今は併殺防止の激しい接触プレーもほとんどみられませんから」(前出の山崎氏)
ケガを恐れてばかりのプロ野球なんて。