パット不調に「もどかしい」 松山英樹は出遅れ54位発進
【マスターズ 初日】
大会前に「優勝を目指していきたい」と意気込みを語った松山英樹(25)。今季はすでに2勝をマークして日本人選手最多の米ツアー通算4勝目を挙げた。世界ランクは4位まで浮上して、今大会も優勝候補のひとりとして注目されている。
アマ時代から6度目の出場になり、ここ2大会は5位、7位とコースをよく知っている。
日本男子初のメジャータイトル取りに期待が集まっているのは本人もよく知っている。
だが、ここ1カ月はショット、パットとも調子を落としており不安視されていたのも事実だ。
ホールアウト後に「パターがよくなかった」と振り返ったようにチャンスを決められなかったのが4オーバー54位と出遅れた原因だ。
2番2メートル、5番3メートル、9番6メートル、17番3メートル、18番3メートルと絶好のチャンスをことごとく外した。もちろんオーガスタの高速グリーンは微妙なアンジュレーションがあり短い距離でも必ず入るわけではない。しかしチャンスを生かさない限り、メジャーでは勝ち目がない。