粘投で連敗止めた日ハム加藤貴之はオシャレも“遅咲き”

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 六回終了時点で味方打線は、バンデンハークの前に無安打無得点。今夜もまた……。いや~なムードも流れる中、ソフトバンク相手に7回を4安打無失点に抑えたのが日本ハム2年目の左腕・加藤貴之(24)だ。

 降板後の八回に同点に追い付かれ、2勝目(1敗)とはならなかったものの、延長十回に中田が3ランを放って連敗は10でストップ。加藤の粘り強い投球が久々の白星を引き寄せたと言っても過言ではない。

 拓大紅陵(千葉)、新日鉄住金かずさマジックを経て、2015年のドラフト2位で入団。高校時代は投手も、かずさマジックには野手で入社。社会人2年目、投手に再転向してブレークした変わり種だ。

 球速は140キロに満たないが、腕が遅れて出てくるため、打者はタイミングが取りづらい。ボールの出どころが見えにくいうえに、カーブとスライダーの低めへのコントロールがいい点も強み。

 昨季は新人ながら、先発とリリーフで7勝(3敗)をマーク。今季は開幕から先発ローテーションに入っている。

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