なぜわざわざ交流戦? メジャー球団がベイ筒香視察の狙い
メジャーが本腰を入れて日本人選手に触手を伸ばし始めた。
去る26、27日、ドジャースとレンジャーズのスカウト陣が、二軍調整中の日本ハム・大谷翔平を視察。ドジャースはわざわざゲレン・カー編成部長が来日、昨秋のWBC強化試合で大谷に接触してタンパリング疑惑を招いた張本人が性懲りもなくグラウンドに姿を見せたのだ。
「今後も続々、メジャースカウトが日本人選手をチェックしに来るし、彼らは大谷だけが目当てではないと聞いている」と、ある代理人関係者がこう言った。
「メジャーで松井秀喜以来の長距離打者になる可能性を秘めているDeNAの筒香(25)ですよ。メジャーのスカウトは筒香の掛け値なしの実力を測るために、あえて交流戦でチェックするつもりだといいます。なにしろ筒香が普段、プレーするセ・リーグでメジャー級の力を持ったピッチャーは巨人の菅野くらい。そこへいくとパには西武の菊池雄星を筆頭に、ソフトバンクの千賀、楽天の則本、ロッテの涌井……メジャーでもローテに入る実力の持ち主が結構、いますからね。筒香が彼らを相手にどういうバッティングを見せるか、メジャーのスカウトは興味津々なのでしょう」
セ、パの投手の実力差は、メジャーの連中も周知の事実。だからこそ交流戦は、セの打者の実力を測る格好の機会というのだ。