12連敗は“負の遺産” 巨人をダメにした原前監督の超強欲
その橋上コーチはこの日の相手・西武の野手総合コーチとして、連敗記録のとどめを刺した側にいるから皮肉である。橋上コーチが去ってから、巨人にとってのデータは、「個人で参考にしよう」という程度のものになり、チーム全体で徹底することは少なくなったという。
「15年に発覚した巨人選手による野球賭博問題も原政権時に蔓延し、常態化した。にもかかわらず、知らぬ存ぜぬで表立って説明も謝罪もしないまま、辞めていった。現役を続けるつもりだった高橋由伸はなんの準備もなく監督に祭り上げられ、選手が高齢化してボロボロになったチームを押し付けられた。だから、読売本社から由伸監督への批判が出ない。12連敗の元凶は由伸監督にないと思っているからでしょう」(前出の球界関係者)
原前監督は今、20年東京五輪の野球代表を率いる侍ジャパンの次期監督の最有力候補だといわれているが、由伸巨人の壊滅的な惨状の責任は、間違いなく前監督にもある。