張本組が大金星 五輪メダル取りに選手の国際化は不可欠か

公開日: 更新日:

 敵地で大金星だ。

 卓球中国オープン男子ダブルス準決勝(23日)で、張本智和(13)・木造勇人(17)組が、先の世界選手権で金の樊振東、許キン組(中国)を3―2で破った。決勝は上田仁、吉村真晴組との対戦。どちらが勝っても日本人ペアの優勝となる。

 まさかの逆転劇だった。張本・木造組の世界ランクは39位と97位。相手は同2位、3位で直近の世界王者だ。まさか中国人ぺアに2ゲーム連取されてからひっくり返せると思った者は皆無に違いない。

 まだ13歳の張本は、先日の世界卓球シングルスで史上最年少の8強入り。今大会のシングルス1回戦でも元世界1位(現12位)でリオ五輪4位のウラジミール・サムソノフ(ベラルーシ)をフルゲームの末に破った。

 張本の両親は中国の四川省出身で元卓球選手。母は中国代表として世界選手権に出場し、父は現在、日本のナショナルチームのジュニアコーチをしている。張本は仙台出身で日本国籍だが、DNAは間違いなく卓球王国のものだ。

 親の血といえば、同日行われた陸上の日本選手権男子100メートル準決勝1組では、ケンブリッジ飛鳥(24)が10秒10で1着。2組はサニブラウン・ハキーム(18)が10秒06のトップで決勝へ進んだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  5. 5

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  2. 7

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 8

    芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景

  4. 9

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 10

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ