独4季目に自信満々 ケルン大迫勇也が秘めた野心を語った
そのケルンだが、コロンビア人FWのコルドバがマインツから加入。
移籍が取り沙汰された昨季25得点のFWモデストも残留の可能性があり、より一層、前線のポジション争いは激化しそうだ。
「普通にやれば大丈夫だと思います」と大迫は自信をのぞかせるが、チーム内で絶対的な地位を勝ち得るべく、ゴール量産を虎視眈々と狙う。
「ムダでもいいから、ゴール前に入っていく回数を増やすことを意識したい。(シュートの)精度や質、本数のすべてを高め、2ケタ以上の数字を達成したいですね。2カ月後には日本代表の試合もあるけど、まずは(ドイツ1部)ブンデスリーガです。チームで点を取って活躍すれば、代表もついてくる。(ホームの)オーストラリア戦はもちろん、勝ってサポーターの皆さんと喜べれば一番です。そのためにも個人として少しでもレベルアップできればいいと思っています」
日本屈指の点取り屋は、秘めた野心を強く押し出した。
オフの間に古巣・鹿島を訪問。
MF小笠原満男や14年末に現役を引退したDF中田浩二の両先輩と食事し、刺激を得た。
J1で優勝争いを繰り広げる鹿島を上回る勢いと実績を今季、ドイツで見せられるのか?
大迫にとって勝負のシーズンが幕を開ける。
(取材/元川悦子・サッカージャーナリスト)