西武OBも同情…菊池雄星に“2段モーション疑惑”なぜ今?

公開日: 更新日:

「もう8月ですから。僕らはルールに従ってやるしかない。キャンプで確認して大丈夫と言われて、なぜ今なのかと」

 西武菊池雄星(26)が不満をあらわにするのも当然だ。

 菊池が2段モーションによる反則投球を宣告されたのは、8月17日の楽天戦の二回。それ以降は走者がいない状況でもクイックで投げて完封勝ちしたが、気になるのは今後だ。

 西武の抗議に対し、NPBは「最終的には審判の判断」という玉虫色の回答。いずれにせよ、菊池はフォーム修正を余儀なくされるだろう。

 投手にとって、フォームは繊細かつ、重要なもの。巨人の阿波野三軍投手コーチはかつて日刊ゲンダイの連載で、「90年、当時近鉄でプレーしていた私は、西武の伊原コーチから、牽制がボークだと執拗に抗議された。この年を境に勝ち星が減ったことから、勝てなくなったのは抗議の影響だといわれた。勝ち星が減った最大の原因はそれまでの3年間で705回と3分の2イニングを投げた蓄積疲労だと思うが、抗議によって走者を置いたときの投球に必要以上に神経を使うようになった。結果としてフォームを崩し、本来の投球ができなくなった面は否定できない」と書いていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇