真中監督辞任決定 後任候補に宮本慎也氏があがらない理由

公開日: 更新日:

 セ・リーグの最下位に沈むヤクルト真中満監督(46)が今季限りで退任することが決まった。21日現在、首位・広島に31ゲームの大差をつけられての借金33。

 球団内部には、

「監督の責任は問えませんよ。川端、バレンティン、畠山、雄平、大引に秋吉、小川、山中と投打の主力にこれでもかと故障者が出た。この戦力で勝てという方が無理。2年前(2015年)に就任1年目でチームを14年ぶりのリーグ制覇に導いてくれた監督をこのまま辞めさせるのは忍びない」

 と、かばう声が少なくないが、本人は“それはそれ”と責任を痛感しているのは間違いない。

 後任には、高津臣吾二軍監督(48)、伊藤智仁一軍投手コーチ(46)、古田敦也元監督(52)らが取り沙汰される中、今回もまた、最有力候補に挙げられてしかるべき大物OBの名前が聞こえてこないのはなぜなのか。

 宮本慎也氏(46)である。生え抜きのスターで2000安打を達成。PL学園、同志社大、プリンスホテルとアマ球界のエリートコースを歩んで培った野球IQの高さは誰もが認めるところで、ヤクルト入団後には野村克也監督の薫陶を受けて黄金時代の中心選手になった。日本代表の主将、プロ野球選手会長として抜群のリーダーシップも発揮。辛口で鳴る野村元監督をして、「若い世代で監督の器を備えているのは宮本だけ」と言わしめる存在だ。いわば、野村ID野球の正統な後継者にもかかわらず、13年の現役引退以降、指導者としてどこのユニホームも着ていない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出