張本智和が14歳61日で初優勝 ツアー史上最年少記録更新

公開日: 更新日:

 東京五輪の星が歴史を塗り替えた。

 卓球ワールドツアー、チェコ・オープンは27日、男子シングルス決勝を行い、世界ランキング20位の張本智和(14=エリートアカデミー)が、元世界1位(現7位)のティモ・ボル(36=ドイツ)を4―2で破り、初優勝。14歳61日のシングルス優勝は女子の伊藤美誠の14歳152日、男子の于子洋(中国)の16歳30日を更新し、男女を通じてツアー史上最年少記録である。

 張本はベテランのボルを相手に1ゲーム目を先取しながら、その後2ゲームを続けて落とす。しかし、4ゲーム以降は攻撃的なサーブを駆使して相手を翻弄。キャッチフレーズである「チョレイ」の雄叫びが何度も試合会場に響いた。最後は強烈なフォアハンドを決めてベテランを撃破した。

 今年5~6月の世界選手権(ドイツ)では史上最年少13歳で8強入りするなど、成長が止まらない。「東京五輪のシングルスと団体で金メダルを取る」という目標も決して夢物語ではなくなってきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…