張本智和が14歳61日で初優勝 ツアー史上最年少記録更新
東京五輪の星が歴史を塗り替えた。
卓球ワールドツアー、チェコ・オープンは27日、男子シングルス決勝を行い、世界ランキング20位の張本智和(14=エリートアカデミー)が、元世界1位(現7位)のティモ・ボル(36=ドイツ)を4―2で破り、初優勝。14歳61日のシングルス優勝は女子の伊藤美誠の14歳152日、男子の于子洋(中国)の16歳30日を更新し、男女を通じてツアー史上最年少記録である。
張本はベテランのボルを相手に1ゲーム目を先取しながら、その後2ゲームを続けて落とす。しかし、4ゲーム以降は攻撃的なサーブを駆使して相手を翻弄。キャッチフレーズである「チョレイ」の雄叫びが何度も試合会場に響いた。最後は強烈なフォアハンドを決めてベテランを撃破した。
今年5~6月の世界選手権(ドイツ)では史上最年少13歳で8強入りするなど、成長が止まらない。「東京五輪のシングルスと団体で金メダルを取る」という目標も決して夢物語ではなくなってきた。