ダルや田中はどうなる 日本人メジャーリーガー来季の命運
今オフ、7年契約を破棄してFAになる選択肢を持つヤンキース・田中将大(28)は、今季序盤の不調もあり、FA市場に出ても買い手は現れそうにない。
「契約を破棄せずにヤンキースに残留するでしょうが、来季はエースの座を23歳の若手右腕セベリーノ(14勝6敗)に奪われかねない。今季のように不安定な投球が続けば、年俸22億円の不良債権と化す可能性もある」とはヤンキース担当記者だ。
■イチローはGM補佐に転身も
今年で契約の切れるマリナーズのベテラン岩隈久志(36)にとっても厳しいオフになりそうだ。
今季は6試合(0勝2敗、防御率4.35)に登板しただけで、5月に右肩炎症で故障者リスト(DL)入り。そのままシーズンを終え、9月27日には右肩のクリーニング手術を受けたが、復帰までに5カ月かかり、来季の開幕は絶望的だ。ただでさえ、故障リスクが高い上に、来年の4月で37歳と年齢的にも上積みは期待しにくい。
「メジャーに残れるとしても、先発5番手。1年300万ドル(約3億3000万円)に出来高を厚くした契約になる」(ナ・リーグスカウト)