大砲探しで白羽の矢 楽天が村田に期待するもう1つの素質
楽天が巨人を戦力外になった村田修一(36)を調査していると、一部スポーツ紙が報じた。
22日、CSファイナルステージ第5戦でソフトバンクに敗れた楽天は、この試合で1点も取れずに終戦。現在、ウィーラーやペゲーロらの助っ人が得点の原動力となっているが、和製大砲が不在。村田に白羽の矢が立ったようだ。
楽天が村田に興味を持っているのは、通算360本塁打の長打力だけではない。リーダーの素質だ。横浜(現DeNA)時代の村田は、茶髪にヒゲ、金のネックレス。試合中はベンチの後列にふんぞり返る「お山の大将」だった。
■日本人ムードメーカーが不在
しかし2011年オフ、FAで巨人へ移籍すると、ポジションや年代に関係なく選手たちを食事に連れていって親交を深めたことが評価され、13年の秋季練習で当時の原監督が「外様」で初の選手会長に指名。長野や坂本からの信頼も厚かった。
一方、楽天はチームリーダーが不在。流れに乗ればイケイケになる半面、個人プレー気質の選手が多い。今はウィーラーがムードメーカーだが、球場の内外でコミュニケーションが取れる日本人で、チームを引っ張る選手が必要とされている。