100坪3階建て豪邸…清宮幸太郎に“坊ちゃん育ち”の不安
巨人をはじめ、4球団でコーチ経験のある高橋善正氏は「プロ野球選手はメンタルが非常に重要です」と、こう話す。
「多くの選手は清宮を興味津々で観察するでしょうね。プロはみんなが仲良しこよしとは限らない。中には面白くないとばかりに、きつく当たる選手も出てくるはず。経験したことがない寮生活に加え、人間関係でも大きな変化が出てくる。そうしたプレッシャーに清宮が勝てるかどうか。彼は人間性も抜群だという。メディアに対する受け答えを見ても、確かに優しそうな好青年との印象を受ける。家庭環境も恵まれているとなれば、なおさらです。ありあまる才能がありながら、重圧に負けて引退した選手はごまんといる」
さらに高橋氏は言う。
「金属バットから木製バットに変われば、高校時代は柵越えしていた打球が外野フライになることもあるでしょう。対戦する投手もレベルも跳ね上がる。いわゆるカルチャーショックです。気持ちの強い選手はそこで『なにくそ』と、より熱心に練習し、研究にも力が入る。しかし、自信を失った選手は練習に身が入らなくなってしまう」
清原、桑田、松坂(現ソフトバンク)といった高卒選手たちは、決して恵まれた家に育ったわけではない。技術だけでは飯が食えないのがプロの世界だ。