貴乃花一派から離反者続々…裏切る親方衆はこんな面々
「どっかとの密約はありません」
26日、報道陣にこう言ったのは時津風一門を離脱した錣山親方(元関脇寺尾)。同じく一門を離れた立田川親方(元小結豊真将)と湊親方(元前頭湊富士)を含めた3親方、さらに一門内の3親方の計6人は前回理事選で貴乃花親方(45)の一派に票を投じたといわれる。それだけに「どこかとの密約」とは貴乃花一派との関係を指しているのは想像に難くない。
錣山親方は「協会のルールの中で、協会がよくなるようにしたい」とも言った。暴行事件に関して一致団結して協力するという決め事を無視、執行部や危機管理委員会に刃を向け続ける貴乃花親方にはこれ以上、賛同しかねるという意思表示とみるべきだ。周囲の親方の話を総合すると「(前回の理事選で貴乃花一派に協力した)6人とも来年の理事選では貴乃花一派に票を入れない意向を固めている」という。
貴乃花一派は前回の理事選で計29票を集め、貴乃花親方、山響親方(元前頭巌雄)、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の3人が理事になった。そこから6人の票がなくなるだけでも大打撃だが、貴乃花一派からの離反者は彼らにとどまらない。