中日はベテラン投手と好相性 コーチも松坂の再起に太鼓判
背番号「99」を初披露した松坂大輔(37)が「多少気疲れした」と振り返ったように、報道陣は100人超。約2000人ものファンがキャンプ地(沖縄・北谷)に駆け付け、一部の松坂グッズは即完売となった。
しかし、この日はファンが楽しみにしていたブルペン入りを回避。「(ブルペンで投げる意味の)丸は付けていたんですけど、中日のキャンプがどういう流れか分からないし、今日はいいかな、と。明日は入ろうかなと思っています。入ってもキャッチャーは座らせないと思う。周りが『投げる』と思っていたので、入らなかったというのもあります」と笑い、「フォームをまだ修正しないと。下(半身)がまだ思うように動かせないので、2月中に取り戻したい」と、スロー調整を強調した。
「客寄せパンダ」の役目は期待通りだが、肝心の「結果」は未知数だ。何しろソフトバンクでの登板は3年間でたったの1試合。だが、新天地の中日なら「復活」はあるかもしれない。勝崎コンディショニングコーチが言う。
「うちの球団は(50歳で引退した)山本昌とか(プロ野球最高年齢43歳の)岩瀬(仁紀)とか、ベテランの多いチーム。年齢を重ねても結果を残すやり方を知っているので、そういう部分では合っているかもしれない。(松坂の)走りを見たら、バランスが良く無駄がない。ランニングフォームもキレイ。ここまで長くやってこられた理由のひとつだと思います。その動きを生かしながら投球フォームにつなげられたら感覚も戻るんじゃないか」