ジーター続々主力放出で イチローにマーリンズ出戻りの目

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 マーリンズの最高経営責任者(CEO)を務めるデレク・ジーター氏が批判を浴びている。チームの年俸総額を縮小するために、片っ端から主力を売り払っているからだ。

 スタントン(28)をヤンキース、オズナ(27)をカージナルス、1月26日にはイエリッチ(26)をブルワーズにそれぞれトレードで放出。メジャー最強といわれる外野手3人をすべて放り出したのだ。すっかりボロボロになったチームに嫌気がさした正捕手のリアルミュート(26)は、自らトレードを望んでいるといわれる。

 くしの歯がかけるどころか、「そして誰もいなくなった」マーリンズで再び脚光を浴びそうな選手がいる。今季年俸約2億2000万円のオプションを行使してもらえず、マーリンズをお払い箱になったイチロー(44)だ。

 西海岸のある代理人関係者がこう言った。

「なにしろ現時点でマーリンズの40人枠にいる外野手は3人だけ。そのうちの2人は昨年メジャーデビューしたばかり。残るひとりはメジャー経験のない生え抜きの選手ですからね。主力を放出した見返りに獲得したマイナーの若手有望株も中にはいますが、162試合を戦うにはいくらなんでも実績がなさ過ぎる。そこでイチローです。現経営陣から2億円超の価値はないと判断されましたが、彼の優先事項はカネよりなによりメジャー契約です。たとえメジャー最低保障の年俸約6000万円だろうと、とにかくメジャーでプレーしたい。かつてオズナがイチローを手本にして一流選手に成長したように、若手の教育係としてもうってつけです」

 まさかの出戻りもあるというのだ。

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