TV・雑誌で協会を猛批判 貴乃花親方「大反論」の嘘と本当
その一方で、自分以外の貴乃花一門の親方衆への不信感も語っている。週刊文春では理事選について、「年明け、久しぶりに会ったら『降りてくれ』ということになっていた」「私抜きで話し合いが行われていた」「蚊帳の外になっていた」と告白。
理事選で当選した阿武松親方(元関脇益荒雄)に、一門を乗っ取られていると自覚しているフシがある。一門の親方も離れ、協会内に支援者はほぼゼロ。週刊誌やテレビを通じて世論に訴えるしかなかったということなのか。
重大な発言もあった。テレビ朝日のインタビュアーから「協会から貴ノ岩の被害届を取り下げるように言われたのか」という質問に、貴乃花親方は2度も、「そうですね」「そういうことですね」と繰り返し、認めた。これが真実とすれば、協会側に説明する必要があるだろう。
いずれにせよ、貴乃花親方VS協会の争いは、まだ終わる気配はない。