フィギュア宮原悩む回転不足 ジャッジ厳格化を指摘する声
「以前よりもジャッジが厳しくなっている印象があります。今は演技後すぐにVTR映像で何度も確認して判定するので、小さなミスでも分かります。回転不足は回転不足だったのだと思います。このディダクション(減点)は皆さんが思っている以上に大きい。フィギュアスケート全体のレベルが高くなっているため、より厳密にジャッジしないと得点に差が出ないからです。昔のように主観でジャッジできなくなっています」
村主氏が言うように、ジャッジは宮原だけでなくコストナー(イタリア)とオズモンド(カナダ)に対しても1つずつ回転不足を取ったが、団体戦での採点は個人戦での目安になる。
「宮原選手の場合、シーズンを通して何回か回転不足判定を受けているので、ジャッジが注意深く見ていることは確かだと思います。焦ったときにジャンプが上がりきらずに回転不足になっている傾向があるので、とりあえず落ち着いて臨むだけでも、だいぶ違うと思う」(村主氏)
「勉強を兼ねて」と12日の団体フリー(FS)をリンクサイドで観戦していた宮原。21日の個人SPまでに修正できるか。