1000m銀の小平奈緒 アラサーからの進化に専門家も驚嘆

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 日本のエース、「絶対女王」の小平奈緒(31)が14日、女子スピードスケート1000メートルで銀メダルを獲得した。

 3組前で滑ったオランダのヨリン・テルモルスが、五輪記録となる1分13秒56の好タイムをマーク。しかし、「素晴らしいタイムだと思った。気圧が下がっていたし、私もこのくらいのタイムでは滑れる」とひるまなかった。

 その言葉通り、600メートルまではそのテルモルスを上回るラップ。結局、0秒26及ばなかったとはいえ、期待通りにメダルを獲得した。

「銅の高木とダブル表彰台? 2人でもう一段高いところで並べたら最高だったんですけど、自分の得意の500メートルでしっかり結果を出せればと思います」

 日本のエース格として臨んだ4年前のソチ大会で惨敗。1000メートルは13位、500メートルは5位に終わり、悔し涙を流した。

 当時、27歳。アスリートとして脂が乗り切る年齢を迎えながら、それでも世界には歯が立たない。すぐさま現役続行を表明したものの、スケート関係者は「年齢的にいっても、あとは落ちるだけ」と冷ややかだった。

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