1000m銀の小平奈緒 アラサーからの進化に専門家も驚嘆

公開日: 更新日:

 著しい成長は、スケーティングフォームの改造も大きい。それは、腕や脚、骨盤などの連動を重視した結果ともいえる。

「小平の滑りを見ると、脇の下にある前鋸筋や小円筋、大円筋の使い方がうまい。上半身が脱力できているので、脇の筋肉が硬くなっていないため、下半身と上半身の動きが連動するし、背中も柔らかく使えている。滑りがスムーズで、必死に滑っているという力感を感じさせないのはそのためです。体の連動、連鎖は、それまで使っていなかった身体部分(股関節や骨盤、背中など)の動きを呼び起こし、スピードアップにつながったのでしょう」(前出の平山氏)

 金メダルの最有力候補に挙げられる女子500メートルは18日。イギリスのブックメーカーは小平の金メダルに1.35のオッズをつけている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動