分断国家ひとつに 韓国記者が見たアイホ「日本対コリア」
「よく戦った!」
「スコアは1―4だが内容では対等に戦った! 奮戦した」
14日に行われた女子アイスホッケー1次リーグの日本対コリア戦。翌日の韓国の新聞は、負けたとは思えないほどの盛り上がりだった。中央日報は「単一チーム初ゴールの主役はグリフィン」と報じ、京郷新聞は「世界に見せつけた一つの力」と大見出しをうった。
ある韓国記者は「結果はわかっていたことです」と言って、こう続けた。
「我々の関心は日本相手にゴールできるかどうかだけだった。世界ランクは日本9位。韓国同22位、北朝鮮は同25位。韓国と日本の対戦成績は7戦全敗で、106失点。得点はわずかに1点だけです。2007年のアジア大会では0―29という大惨敗もある。14年からマリー監督(30=カナダ)の指導で力をつけてはきた。それでも、さすがに勝つまでは厳しい。南北単一チームで、日本から五輪初ゴールを挙げるという歴史をつくったことに大きな意味がある」
確かにこの日のコリアは、ともに0―8で負けたスイス、スウェーデン戦とは動きが違った。