巨人キャンプ視察の他球団007が「一番厄介」と語った選手
3月に入り、オープン戦が本格化する。4年ぶりのリーグ優勝が至上命令とされる巨人の春季キャンプを視察した他球団はどう見たか。セ・リーグ某球団のスコアラーに、気になる選手をチェックしてもらった。
「キャンプで主にチェックするのは新戦力。巨人の場合、若手、若手と言っても出られるのはセカンドだけとみている。野手で目立ったのは、正二塁手候補の吉川(尚輝=23)。他球団の脅威になりそうなのは足で、内野安打が増えそう。一線級の投手との対戦はこれからだが、ミート率の高い打撃に要注意マークをつけた。ただ、前評判の高かった二塁の守備は、球際の弱さを露呈した。ポロポロして『やらかし系』という印象。併殺の当たりが併殺にならないと投手陣の信頼は得られない。『打と走』は目立っても守備から崩れる選手かもしれない。その点、内野守備で球際の強さを感じたのは3年目の山本(泰寛=24)です」
野手の新戦力でいえば、ドラフト5位の田中俊太内野手(24=日立製作所)、同6位の若林晃弘内野手(24=JX―ENEOS)の新人2人が続くという。