ロシアW杯で爆発なるか 強豪国注目のキープレーヤーたち
■ルイス・スアレス(ウルグアイ)
「相手ゴール前で点を取ることに特化した」世界有数のストライカーとして評価は非常に高い。
しかし、W杯に関していえばスアレス=悪童ストライカーである。
10年南ア大会の準々決勝ガーナ戦。延長後半に相手シュートを故意に手ではじき返し、もちろん一発レッドで退場処分だ。
4年後のブラジル大会では、グループリーグのイタリア戦でDFキエッリーニに噛み付き、4カ月の活動停止処分を受けるなど「手の付けられないクレージー野郎」のイメージが定着した。
ともあれ、ロシア出場国のFWの中で、プレーの展開を読みながら、即座にボールに反応して抜け目なく得点を決めるゴール感覚は、まぎれもなく特Aクラスである。
バルセロナの欧州CL準々決勝敗退はプラス材料となる。コンディションを整え、W杯に照準を合わせられるからだ。
爆発の予感が漂う。