打率1割6分に低迷…日ハム清宮が直面するスタミナの壁
「新人だからいろんな課題が出てくるのは当然ですが、中でも試合に出続ける体力を身につけることが大切になる」
あるコーチが清宮幸太郎(18)について、こう指摘する。
22日のロッテ戦は「8番・左翼」で2試合ぶりにスタメン出場し、3打数無安打に終わった。1点を追う七回2死一、三塁の好機で遊直に倒れて悔しさをあらわにし、「チャンスで一本と、それだけ思っていったのですが、ちゃんと明日は打てればと思います」と反省した。
打率は・164まで落ち込むなど、プロの壁にブチ当たっている清宮。試合前には栗山監督が20日の楽天戦のスタメンを外れたことについて、「疲れもあるだろうし、早めに休ませなきゃと思っていた。一番ダメなのはケガ」と言及。さらにプランとして浮上していた二軍との親子ゲームも、23日については見送られることになった。
「体力不足は多くの新人がブチ当たること。清宮も下半身にヘバりが見え、打撃も守備も上体に頼りがちになっている。今は試合に出続けながら、練習の質と量を上げていく段階にあり、試合前練習では打撃、守備、走塁について逐一、指導を受け、試合後は打撃練習に取り組むこともある。今は目の前のことで精いっぱいという感じ。まだまだ試合に出続けるスタミナが足りないというのが首脳陣の見解です」(日本ハムOB)