二軍落ち即HR2本 大当たり日ハム清宮とダブる“大森剛”の姿

公開日: 更新日:

 二軍降格するや、いきなりの大当たりだ。

 清宮幸太郎(19)が29日の西武二軍戦に「5番・左翼」でスタメン出場。2打席目に西武先発の16年ドラ1右腕・今井から右越え本塁打。5打席目にも中越え2ランを放つなど、4安打5打点の大活躍だった。

 一軍では打率.179、1本塁打、2打点と散々だった清宮だが、二軍ではわずか16試合出場で両リーグトップに並ぶ6本塁打である。もっとも、プロは二軍でバカスカ打っても、一軍だとからっきしの選手は山ほどいる。清宮はあの松井秀喜と比較されることが多いが、一方で松井と同じ巨人ドラフト1位(89年)として鳴り物入りで入団した大森剛は、二軍で3度の本塁打王を獲得するなど、通算120本塁打を放ちながら、一軍ではわずか5本塁打と大成しなかった。

 清宮は、「安打も本塁打も出ましたが、まだファウルも多いし、一発で捉えきれればというところがあった。まだまだ改善の余地はある。早く一軍に行ければいいが、そのためにもここで頑張らないといけない。一日一日、失敗しても頑張っていきたい」と、浮かれる様子はなかった。「挫折」を糧に、ゴジラのように一軍で大活躍できる選手になれるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり