格上ウルグアイに善戦 日本も習いたいエジプトの全員守備

スアレス（左）をマークするＤＦヘガジ（Ｃ）ロイター

「エジプトのような入ってくるボールに厳しくいくという守備は、実は『個』の力が必要になる。後半、スアレスに決定的なパスが渡り、シュートをさせずにＧＫが抑えたシーンがありました。スアレスはＰＫをもらうのがうまい。ＰＫを与えないように守るのは非常に難しい。日本の最終ラインの場合、このクラスのＦＷ相手では、どうしてもＰＫの危険性が高まります。エジプトのように引いて守ると、カウンターの距離が長くなる。欠場したエースのサラーがいるからできる戦術でもあります。参考にしたいところですが、現実的には日本は、前線のＦＷからプレスをかけて守るしかありません」

　全員守備には「個」の力が必要なら、日本はやはり、厳しい戦いを強いられそうである。