全米OPで確信的ルール違反 フィル・ミケルソンに批判集中
「バンカーに落ちるよりはいいと思った。礼を逸している行為というなら謝る」と、ルール違反を理解していての確信犯なのだ。
確かに動いているボールを打てば2罰打になるが、アマチュアのプライベートラウンドならいざ知らず、米国で最も権威ある全米オープンでおかしいという批判の声が上がっている。
これに対してマイク・デービスUSGA会長は、「協議をしたが、動いたボールをストロークしたことになる」と2罰打を加えただけ。
しかし「規則1―2(*)を適用させて、私なら失格させるだろう」と前会長のデビッド・フェイ氏が指摘。規則33―7(*)を適用して失格処分が適当だとメディアが騒いでいるのだ。
■USGAの甘い対応
USGAは「失格を適用するのは非常にまれなケース」と周囲の雑音は一切受け付けていない。
しかし、ミケルソンの行為を許せば、罰打さえ支払えば、なんでもできるということになる。ルール総本山のUSGAがそれでいいのかという疑問も残る。