全米OPで確信的ルール違反 フィル・ミケルソンに批判集中
少なくとも今回の事件でミケルソンの人気は落ち、USGAの権威も大きく失墜したことは間違いない。
(ゴルフライター・吉川英三郎)
●規則1―2「球の動きに影響を及ぼす、あるいは物理的条件を変える」
プレーヤーは(1)インプレーの球の動きに影響を及ぼす意図を持って行動をしたり、(2)ホールのプレーに影響を及ぼす意図を持って物理的条件を変えたりしてはならない。
●規則33―7「競技失格の罰;委員会の自由裁量権」
委員会は正当な措置と判断したときは、例外的な事例に限って、個々に競技失格の罰を免除したり修正することができ、また競技失格の規則がなくても競技失格の罰を課すこともできる。競技失格の罰よりも軽い罰は、どのような場合も免除したり修正してはならない。委員会はプレーヤーがエチケットの重大な違反に当たると考えた場合、規則33―7に基づいて競技失格の罰を課すことができる。