全米オープン初日午前は強風…スタート時間が分けた“明暗”
ゴルフはメンタルに左右されるスポーツだ。初日につまずけば、流れを取り戻すことが難しくなる。
逆に波に乗れればそれが自信につながり、集中力が維持できる。
全米オープン予選ラウンドは出場選手のメンタルが試されるものだった。
初日のスタート時間が成績を大きく左右したからだ。
初日5オーバーと出遅れた松山英樹を含めて、午前の10番スタート組は、ピンが傾くほどの強風で、出はなをくじかれた。何しろ松山の11分前に、同じ10番からスタートしたP・ミケルソンは7オーバー、J・スピースは8オーバー、R・マキロイに至っては10オーバーだったのだ。
スピースは「最初の2ホールで4オーバー、これで4オーバー以上で回ることになると思った」と諦めに近いコメントを残している。
一方、初日は午後になるとフラッグがなびく程度に風が弱まった。しかも風の影響を受けにくいアウトの1番からスタートしたD・ジョンソンは、「初日のアンダーパーは大満足。スタートからフィニッシュまで難しかったが、集中力を途切れさせないでプレーが出来た」と語っている。