ダウンスイングは左手でクラブを引くことがポイント
1970年代に米ツアーで活躍したデイブ・ヒルの「プロ・ゴルフの内幕」という本を読んでいたら、最後の章にある「レッスン」が大変参考になった。
「アベレージゴルファーは右手を早く使いすぎるので、プロアマトーナメントなどで、『プッシュ・プル』スイングをしなさい」とアドバイスしていた。
「プッシュ・プル・スイング」とは何ぞや。プッシュは“押す”、プルは“引く”の意。
「左手でクラブをプッシュする(押す)ようにバックスイングしたら、トップから右手でプッシュするようなスイングは禁物。左手でクラブをプルする(引く)ことによってダウンスイングを始めることが大切だ」と書いている。
バックスイングするとき、アベレージゴルファーは右手で高くクラブを持ち上げたり、あるいは内側に引き過ぎたりしている。これでは体を捻転することができず、クラブはスイングプレーンから外れてしまう。
グリップエンドを飛球線の後方(目標の反対方向)に向けて、左手で押してやるようにしてバックスイングを始めること。