ちなみに3回バントを試みた大谷に対しては驚嘆の声すら上がらなかったが、特派員のひとりはこう言った。
「ジオンビーがバントを試みたのは調子が落ちてきたとき。あの長距離ヒッターですら、バントをしてまで1本のヒットが欲しいのかという意味で驚きの声が上がったのです。が、大谷はまだファンに、そこまでのバッターだとは認知されていないのだと思いますね。仮に大谷の同僚でスーパースターのトラウトが同じ状況でバントをしたら、ジオンビーのときと同様、驚嘆の声が上がったでしょうから」
大谷は翌日のドジャース戦で代打初の7号本塁打を放ったが、メジャーで本当のスラッガーと認知されるにはさらなる活躍が必要のようだ。