来季メジャー挑戦濃厚の西武・菊池雄星はメンタルに瑕疵

公開日: 更新日:

 オフのメジャー挑戦がウワサされる西武菊池雄星(27)の周辺が慌ただしくなってきた。

 レッドソックスはすでに、アシスタントGMが2度来日して投球を念入りにチェックした。菊池獲得に本腰を入れる球団は今後、編成のしかるべき立場の人間が大挙して日本に押し寄せることになる。本気で菊池を狙うわたしもウカウカできないが、前回、来日したときに気になる話を耳にした。西武のライバル球団のスコアラーが、菊池の精神面のキズについてこっそり、レクチャーしてくれたのだ。そのスコアラーによれば、菊池は精神的にモロいという。

 例えば、テークバックの際の左手の位置を本人はセンチ単位で気にしているそうだ。動作解析の専門家がレクチャーしているのかどうかは定かじゃないが、彼なりに理想とするテークバックの位置があって、左手が正確にその場所におさまっていないと不安で仕方がないのだろう。マニュアルに頼り、その通りに投げることで安心する。つまり自分であり、自分のフォームに自信がないのだ。

 ソフトバンクに勝てないのも同様の理由だという。昨季16勝(6敗)して最多勝を獲得。いまやプロ球界を代表する投手なのに、ソフトバンクにだけは勝てない。対ソフトバンク戦は通算0勝12敗、防御率5.62と散々なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…