来季メジャー挑戦濃厚の西武・菊池雄星はメンタルに瑕疵
オフのメジャー挑戦がウワサされる西武・菊池雄星(27)の周辺が慌ただしくなってきた。
レッドソックスはすでに、アシスタントGMが2度来日して投球を念入りにチェックした。菊池獲得に本腰を入れる球団は今後、編成のしかるべき立場の人間が大挙して日本に押し寄せることになる。本気で菊池を狙うわたしもウカウカできないが、前回、来日したときに気になる話を耳にした。西武のライバル球団のスコアラーが、菊池の精神面のキズについてこっそり、レクチャーしてくれたのだ。そのスコアラーによれば、菊池は精神的にモロいという。
例えば、テークバックの際の左手の位置を本人はセンチ単位で気にしているそうだ。動作解析の専門家がレクチャーしているのかどうかは定かじゃないが、彼なりに理想とするテークバックの位置があって、左手が正確にその場所におさまっていないと不安で仕方がないのだろう。マニュアルに頼り、その通りに投げることで安心する。つまり自分であり、自分のフォームに自信がないのだ。
ソフトバンクに勝てないのも同様の理由だという。昨季16勝(6敗)して最多勝を獲得。いまやプロ球界を代表する投手なのに、ソフトバンクにだけは勝てない。対ソフトバンク戦は通算0勝12敗、防御率5.62と散々なのだ。