指揮官がブルペン入り発表 エ軍大谷「二刀流復活」のXデー
故障した投手が復帰する際には、リハビリプログラムを消化した後、傘下のマイナー球団での公式戦で調整登板するのが一般的だ。先発投手の多くは通常通り、中4日での登板を数試合こなしてから、メジャーに復帰している。米国の復帰プロセスに従えば、大谷もマイナーで調整登板をする必要があるが、その期間はメジャーの打席に立てなくなる。
打者としての能力の高さはメジャーで証明済みだけに、チームにとってマイナー調整の間は大きな戦力ダウンになる。従って大谷をマイナーで調整させるのは現実的ではない。
しかし、9月になれば事情は変わる。メジャーのベンチ入り枠が25人から40人に拡大されるからだ。大谷をわざわざマイナーに落とさなくても、マイナーから上がってくる若手を相手に実戦形式のシート打撃を行うことが可能になる。
ちなみにヤンキースの田中はメジャー1年目の14年、右肘を痛めて長期離脱した際、戦列復帰は9月だった。翌年に向けたテストの意味合いが大きかった。
大谷も来季へのメドを立てる目的で、シーズン終盤、1、2試合の登板になりそうだ。