パワハラだけではない 重量挙げ三宅会長“独裁体制”の異常
協会内で要職を兼務すれば、五輪や世界選手権の代表選考にも影響を及ぼしかねない。協会や幹部のお気に入りの選手の選考が優先され、本来なら実力のある選手が代表から漏れる事態も考えられる。代表選考の不透明さを指摘されても仕方がない。
「国際大会への出場資格が当落線上の選手を、地方の大会に出させることもある。地方大会は審判のジャッジが甘く、記録が出やすいため、協会幹部が自分の息のかかった選手を国際大会に出場させる手段の一つです。これでは、選考基準をお気に入りの選手、特定の選手にだけ漏らして選考されるように誘導し、公平性に欠けると指摘されても文句は言えないのではないか」(競技関係者)
協会は会長人事も含めて、組織の刷新を図る必要があるのは言うまでもない。