貴乃花“職務怠慢”の実態 部下親方そっちのけで酒浸りの夜
しかし、その一方で理事を4期8年も務めながら、貴乃花が改革のために何かを行ったという話は聞かない。
2010年の理事当選後は相撲教習所所長を皮切りに、審判部長、12年からは大阪場所担当部長。14年からは総合企画部長、指導普及部長、危機管理部長など6つの役職を兼任した。15年から昨年までは巡業部長にも就いた。これだけ要職を歴任しながら、改革はおろか、与えられた仕事すら、まともにやらなかった。
「貴乃花がやったこと? 14年にマス席を30万円で売ったSUMOE CLUBくらいかな。もっとも、あれはイベント会社の企画なんで、相撲協会には正規の価格分しか入らない。そもそも、マス席は付加価値を付けなくても売れるものだけに、あんなことは必要ないという声も内部にはあった。あとはよく、協会内で色紙にサインを書いてたけど、あれが仕事に入るかどうか……(苦笑い)」(ある親方)
■一門崩壊の引き金を引いたのは貴乃花のほう
貴乃花は4日発売の「週刊文春」で、以下のように話している。