貴乃花“職務怠慢”の実態 部下親方そっちのけで酒浸りの夜
「これまで無所属の親方がいた時期もあったのに、私の一門がなくなった途端、どこかに所属しなければならないと、私を標的にした流れがつくられました。協会は、元の古い体制に戻った、いや、さらに酷くなったんじゃないでしょうか」
「以前のように、選挙なく理事を決めて運営していこうというわけですよね。そうなると、どこにも属さない中で自由な意見を言うことができなくなる。元通りになったどころか、組織の崩壊に向かっていくような気がします」
一門の所属義務に関してはガバナンス、コンプライアンス強化と助成金の問題。貴乃花が標的になったわけではない。そもそも、自らの勝手な行動で貴乃花一門を脱退。一門崩壊の引き金を引いたのは誰あろう貴乃花だ。
常に被害者ぶる貴乃花の虚言癖は、日刊ゲンダイが再三、指摘してきた通り。「自由な意見を言えなくなる」と言いつつ、では自身は理事時代に何か意見を言った試しがあるのかといえば否。協会が聞く耳を持たないというのであれば、そのときに外に向けてぶちまければよかったのに、それすらしなかった。
一部メディアは八角理事長(元横綱北勝海)の発言を「後付け」と書いたが、「後付け」はむしろ貴乃花の方。物事が終わったあとで「後出しジャンケン」よろしく、事実をねじ曲げて自身を正当化するのは、昔から変わらぬ癖なのだ。