大迫傑が明かした ナイキの環境と日本マラソン界の未来
日本マラソン界最速の男が、日刊ゲンダイに胸の内を語った。
シカゴマラソンで日本新記録を樹立した大迫傑(27=ナイキ)が東京都内で小学生を集めた陸上教室に参加。将来について「本格的に教えるのはまだ先かもしれないけど、今から『どうやったら選手の“色”を伸ばせるか、モチベーションを与えられるか』という知識をつけて、トップの選手を育てたい」と明かした。
アジア人で初めて「ナイキ・オレゴン・プロジェクト」に所属。ナイキのメンバーは、リオで男子マラソン銅メダリストのゲーレン・ラップ(32=米国)、リオで男子1500メートル金メダリストのマシュー・セントロウィッツJr(29=米国)など精鋭が揃う。ロンドン、リオ五輪2大会で5000メートル&1万メートルの金メダルを獲得したモハメド・ファラー(35=イギリス)も昨秋まで所属していた。超一流を生み出すチームはどんな極秘特訓をしているのか。ナイキはトレーニングの詳細について「企業秘密」を貫くが、大迫が驚いたのは意外なことだったという。
■「自分自身が変われば日本マラソン界は変わる」