WTA最終戦は黒星発進 大坂なおみ“パワーと勢い”の限界露呈

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■課題を露呈した一戦

 例えば、この日の大坂はスティーブンスにバックハンドの強烈なショットをほぼ封じられた。第1セットの途中、コーチから「バックハンドを打つ姿勢をもっと前傾姿勢で」とアドバイスされたが、ベースライン際の変化に富んだショットに体を起こされてしまった。

 今回のファイナルは8人が4人ずつ2組に分かれ、4人が総当たり。上位2人ずつの計4人が決勝トーナメントに進出する。1敗したからといって上位進出の可能性が消えたわけではないにしても、図らずも大坂の課題が露呈した一戦だった。

「彼女(スティーブンス)は勝つのにふさわしいテニスをした。彼女とは安定感が違った。やってはいけなかったが、自分は第3セットでミスが多かった」とは試合後の大坂だ。

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