広島ジョンソンを支える “メジャー級女房”とバッティング
今シーズンは11勝5敗。咽頭炎と左太ももの故障に苦しんだ昨季を除き、来日1年目の2015年から2ケタ勝利を挙げるチームの大黒柱だ。中継ぎ陣が不安定な広島にとって、この屋台骨は外せない。契約が切れる16年のシーズン中には、翌17年からの3年契約を締結。球団が10億円の大枚をはたいて争奪戦前に手を打った形だ。
それでも、助っ人にありがちな大型契約後の「サボり」とは無縁。登板ごとに自分の投球映像をチェックし、開幕からしっくりきていなかった投球動作を7月ごろにマイナーチェンジした。武器のひとつである「スパイクカーブ」も来日後に習得している。
向上心あふれる助っ人の今季年俸は球団最高の3億4500万円。契約更新を迎える来オフには、広島が抱え込めない巨星になっていそうだ。